PR
施工管理って建物を作る大事な職業だよね。資格がないとつけない仕事なのかな。資格を取れないと、クビになるのかな。試験勉強苦手なんだよな。仕事と勉強の両立で資格を取れるのか心配だな。
私がはじめて施工管理の仕事を考えたときにまず不安に思ったことでした。
ネットで調べてみても「資格は取ったほうがいい」という記事ばかり。
それはわかってる。
本当に知りたいのは制度の解説ではなく、資格が取れなくても、仕事を続けられるのか。たぶん、そこですよね。
筆者の実体験|35歳、未経験で施工管理へ
私は、施工管理の資格を持っていません。
受けようとはして、受験申込までしました。でも勉強する時間もないし、そこまでの熱量もなくて、結局受けていません。それで4年、施工管理として現場にいました。
資格が取れない話を検索すると、出てくるのは求人サイトのコラムと資格スクールの記事ばかりです。どれも「資格なしでも働けます。ただし取ったほうがいいです」で終わります。
書いているのが資格を取らせる側なので、当然といえば当然です。
この記事は、取らなかった側の話です。
現場で実際どんな扱いだったか、給料はいくら違ったか、辞めていった人はいたのか。数字と、見聞きした範囲のことだけを書きます。
資格が取れないとクビになる?——結論、なりません
まず一番の不安から。
資格が取れないことを理由にクビになる、という話ではありません。
そもそも施工管理という仕事をするのに、資格は必須ではありません。
資格が必要になるのは、現場に配置が義務づけられている技術者のポジション(主任技術者・監理技術者など)に就くときです。
つまり資格は「働けるかどうか」ではなく「どの立場に就けるか」の話で、この2つは分けて考えたほうがいいです。
そして未経験〜数年目の人が実際に任される仕事は、その配置の話とはまだ距離があります。
それと、ひとくちに「取れない」といっても中身はいろいろだと思います。
試験に落ちた人、勉強が続かない人、そして私のように申し込んだのに受けなかった人。
落ちたわけですらない、という後ろめたさもあります。
どのパターンでも、この先に書くことは変わりません。
資格がない人は、現場でどんな扱いを受けるのか
ここが、いちばん知りたいところだと思います。
未経験から5年無資格で働いてきましたが、正直言うと。
筆者の実体験|資格の有無で、現場の空気は変わったか
何も変わりません。
資格を持っていると「あの人、◯◯持ってるんだよね」と話に出ることはあっても、持っていないことを貶めるような発言は、聞いたことがありません。
言われてみれば当たり前で、現場で毎日評価されているのは「今日その人が何をしたか」です。
段取りができるか、聞かれたことに答えられるか、約束した時間に写真が上がってくるか。
日々のやり取りで重要視されるのは、資格以外のことです。
資格が取れなくて辞めていった人はいた?
資格が取れなくて焦っていた人、資格が理由で辞めていった人——そんな話は一切聞いたことがありません。
「資格が取れない人はどうなってしまうのか」という問いへの、私が出せるいちばん正直な答えがこれです。そうなった人を、私は見ていません。
もちろん、これは私がいた現場と会社で見聞きした範囲の話です。
ただ、検索して出てくる「資格がないと厳しい」という空気ほどには、日常はピリピリしていませんでした。
ただし、雇用形態でプレッシャーはまったく違う
「何も変わらない」と書きましたが、資格を取れという圧の強さは、立場によってはっきり違いました。ここは意外と語られていない部分だと思います。
筆者の実体験|正社員と、正社員型派遣の違い
派遣先の社員の方たちは、建築学科の大学や高専を出ていて、一級建築士を取るのが当たり前という世界でした。会社としても推奨しています。
ただ、それが派遣社員に向けられることはありません。
一方で、派遣元の担当者からは「資格を取りましょう」と言われます。
次の現場に人材を紹介するとき、やはり資格欄に記載があったほうが担当者も売り込みやすいのだと思います。
整理すると、こうなります。
| 立場 | 資格のプレッシャー | その理由(私の受け止め) |
|---|---|---|
| 派遣先(現場)の正社員 | 強い。取るのが当たり前の空気 | 会社としてのキャリアパスに組み込まれている |
| 正社員型派遣として現場にいる自分 | 現場からは、ほぼ来ない | その会社のキャリアパスの中にいないため |
| 派遣元から | あり。「取りましょう」と言われる | 次の現場へ紹介するときの売り込み材料になるため |
つまり正社員型派遣で働いている人にとって、資格は「現場で肩身が狭くなるかどうか」ではなく「次の現場でいくらの単価が付くか」の道具です。
二次の経験記述だけ、独学サポート事務局に添削してもらう
誰が使うべき?一次(学科)は市販のテキストと過去問で進められるのに、二次検定の経験記述だけ「これで通るのか」を判定してくれる人がいなくて止まっている人。
使うと何が変わる?自分で書いた経験記述を施工管理技士 独学サポート事務局
に送ると、約20のチェック項目で添削され、合格圏の評価が出るまで指導を受けられます。対象は1級・2級の土木/建築/電気工事/管工事/造園/建設機械/電気通信/舗装です。広告主の表示では、開講21年・延べ受講者68,000名とあります。
※筆者は受験していないので、この講座を使った体験はありません。「一次は独学でいけるが、二次の経験記述だけ自信がない」人向けの選択肢として挙げています。料金はプランによって変わるので公式で確認してください。なお論文をそのまま代行作成するサービスもありますが、ここでは自分で書いたものを添削してもらう使い方を前提に紹介しています。
プレッシャーの出どころが違うと分かるだけで、受け止め方はだいぶ変わると思います。
この働き方の仕組みそのものは施工管理の派遣はやめとけ?正社員との違いと、向く人・向かない人にまとめています。
資格を取らないなら、代わりに何が効くのか
ここまでを踏まえると、資格が取れない・取らない人が取るべき現実的な戦略は2つに絞られます。
- 経験そのものを積み上げて、交渉に使う——「あの人に聞けば分かる」は毎日評価されます。年数と経験した工種は、そのまま交渉の材料になります
- 会社(あるいは派遣元)を選ぶ——資格の有無をどう扱うかは会社ごとに違います。祝い金3万円の会社もあれば、毎月5千円の会社もある。同じ「資格なしの自分」でも、置き場所で待遇は変わります
1つ目は、経験そのものの積み上げは自分でやるしかありません。
私が現場で図面を覚えていった順番は図面が読めないまま入って、どう覚えたかの記事に書きました。資格より先に効いたのは、こういう地味な積み上げのほうです。
私の年収が上がった年は、昇給を待った年ではなく、増える業務の対価として手当を交渉した年でした。資格ではなく、担当している中身が理由です。
2つ目の会社の選び方は、外から情報を取るのが早いです。
教育体制や手当のような、面接で聞きにくい条件をどう確かめるかは施工管理のホワイト企業の見分け方にまとめています。
資格なしでも「自分の経験はいくらに評価されるのか」は転職エージェントに聞ける
誰が使うべき?
資格が取れないまま数年が経っている/同期と比べて評価されていない気がする/今の会社の待遇が妥当なのか判断できない人。使うと何が変わる?
資格ではなく経験年数と担当した工種で、いまの自分が市場でいくらの求人に当てはまるかが分かります。
資格手当の扱いが会社ごとにどう違うかも、応募前に確認できます。選び方は?
資格・手当・単価の話がそのまま通じる建設特化の派遣会社を選ぶこと。
総合型派遣会社だと業界の等級の説明から必要になります。全国対応のビルドジョブは相談が無料で、「資格はないが経験は◯年ある」という状態のまま相場を聞けます。
結論:資格はなくても「働ける」けど…
最後に、この記事の要点だけ並べます。
- 資格が取れなくてもクビにはならない——資格は働けるかどうかではなく、どの立場に就けるかの条件
- 現場での扱いは変わらない——持っていないことを貶める発言は聞いたことがない。資格が理由で辞めた人も見ていない
- プレッシャーの出どころは立場で違う——現場の正社員は当たり前の空気、正社員型派遣なら派遣元から。意味合いがまるで違う
私は資格を取らないまま4年、現場にいました。
資格がなくて契約更新されなかった人は、周りにはひとりもいませんでした。
資格がないことを気に病む必要はありません。
そのうえで「じゃあ自分は取るべきなのか」を決めるには、いまの自分の経験がいくらに評価されているのかを先に知るのがいちばん早いです。
資格を足すべきか、それとも置き場所を変えるべきかが、そこで見えます。
建設・施工管理に特化したビルドジョブの無料相談で、「資格はないが経験は◯年」でどのくらいの年収が見込めるのかーまずは自分の市場価値を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
いきなり企業に応募するよりも、エージェントに正直なところを聞いてみる方が心理的なダメージが少なくて済みます。


コメント