施工管理は未経験でも転職できる?35歳・異業種から入った私の入り方

未経験から入る

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施工管理は、未経験・異業種からでも入れます。私は35歳・異業種・未経験で現場に入り、4年目に内勤へ移りました。建築の学校は出ていません。資格も持っていませんでした。

「未経験歓迎と書いてあっても、本当は経験者が採用されるんじゃないか」と思いますよね。

入り方は2種類あって、どちらを選ぶかで最初の1年が変わります。私が選んだのは後者でした。

この記事で分かること。

  • 未経験・異業種から本当に入れるのか
  • 年齢・学歴・資格はどこまで関係するか
  • 入り方2種類(直接正社員/正社員型派遣)の違い
  • 面接で見られていたもの
  • 入って最初にぶつかる壁
  • 「未経験歓迎」の会社の見分け方

未経験・異業種から施工管理に転職できる?

入れます。私がそうでした。

私の実体験

35歳、異業種、未経験、建築の学校も出ていない。それで施工管理の現場に入りました。「異業種からなんて無理では」と思っていたのは自分のほうです。

ただ「入れます」だけでは、たぶん納得できないと思います。なぜ採用してもらえたのかを、入社後に上司へ直接聞きました。

筆者の実体験|「なぜ私を採用したんですか」

返ってきたのは、こういう言葉でした。

「まず採用してみて、合わなければそのとき考えればいいと思った。」

拍子抜けしました。もっと立派な理由を想像していたので。

この一言で分かったのは、未経験の採用は「できるかどうか」で選ばれていないということです。できないのは前提で、入れてみてから考える。だから経歴や知識で身構える必要はありませんでした。

未経験がまずやることは、採用されることだけです。入ってから覚えることは、入ってから覚えます。私は入社時点で図面が読めませんでしたし、4年たったいまも0から図面を書くことはできません(施工管理にCADは必要?入る前に習わなくていい理由と、図面の覚え方)。

のちに私は、採用する側として未経験の方の面接に入りました。そこでも見ていたのは経験ではありません。「未経験歓迎」は、人を集めるための建前ではありませんでした。採用したあとに育てる前提で枠が用意されています。

もうひとつ。未経験で入る場合、最初の職種はほぼ「施工管理アシスタント(補助)」になります。判断と責任を外した状態で現場の実務に入る形で、その中身は施工管理アシスタントの仕事内容は?施工管理との違いに書いています。

年齢・学歴・資格はどこまで関係する?

私の場合で言うと、こうでした。

  私の場合 入ってからどうだったか
年齢 35歳で入社 年齢を理由に何か言われたことはない
学歴 建築の学校は出ていない・異業種から 図面と用語は入ってから覚えた
資格 無資格で入社 4年目まで無資格。扱いは変わらなかった

資格については、無いまま働き続けた4年間の扱いと手当の実額を施工管理は資格が取れないとクビ?資格なしで4年働いた私の扱いと手当の実額に出しています。入る前に取っておく必要はありませんでした。

年齢の上限だけは、私の1社の経験では答えが出せません。会社ごとに違います。気になる場合は、求人票を見て悩むより、応募する前に確認してもらうほうが早いです。

未経験の入り方は2種類ある(正社員/正社員型派遣)

施工管理に未経験から入る道は、大きく2つに分かれます。

  建設会社に直接、正社員で入る 正社員型派遣で入る
雇い主 その建設会社 派遣会社(その正社員になる)
働く現場 基本はその会社の現場 派遣先の現場。現場ごとに変わる
給料・賞与・社会保険 その会社の制度 派遣会社の制度。仕事の有無で雇用が切れることはない
合わなかったとき 転職することになる 次の現場に移る相談ができる

「派遣」と聞くと身構えると思いますが、正社員型派遣は、仕事があるときだけ働く登録型の派遣とは別ものです。雇用は派遣会社の正社員として続きます。

私の実体験

私は正社員型派遣で入りました。未経験の最初の一歩としては、これが現実的だったと思っています。

この働き方が自分に合うかどうかは、向く人と向かない人がはっきり分かれます。判断材料は施工管理の派遣はやめとけ?正社員との違いを実体験から解説にまとめています。

面接で見られていたもの

では、採用する側は短い面接時間で何を見ているのか。未経験の面接で伝わるのは、この3つくらいでした。

  • 明るく答えられるか——不安をわざわざ見せない
  • 条件を前向きな言葉で言えるか——転勤も「全国どこでも大丈夫です」と言えるかどうかで印象が変わる
  • 覚える気があるか——「未経験ですが、覚える気はあります」をまっすぐ出す

採用する側が実際に何を質問して、どこで合否が分かれていたかは、未経験で施工管理を目指す人の面接対策|面接官をした私が見ていた2つの質問と合否の分かれ目のほうに書いています。

入って最初にぶつかる壁

壁ははっきりしています。専門用語も図面も、何ひとつ分からないことです。

筆者の実体験|知ったかぶりは1か月で限界が来る

最初のころ、私は分からないのに分かったふりをしていました。1か月で限界が来ます。わかったふりはいつかバレて、信用を得られません。

腹をくくって「それは何ですか」と聞くようにしてから、やっと仕事が回り始めました。

現場では、素直に聞くと驚くほど教えてくれました。未経験に要るのは知識ではなく、聞けることのほうでした。

入ってから何をやるのか、一日がどう流れるのかは施工管理の一日の流れを詳しく解説|未経験1年目のスケジュールに時刻つきで書いています。

「未経験歓迎」の会社は、ここを見て選ぶ

未経験ほど、会社選びで結果が変わります。私が応募する前に確かめておけばよかったと思うのは、この3つです。

  • その現場に、自分と同じ仕事をする人が何人いるか——分からないことを聞ける相手がいるかどうか
  • 直近で未経験を何人採用しているか——育てた実績があるかどうか
  • 任される仕事の中身が決まっているか——決まっていないまま採用する会社もある

応募する前に、代わりに聞いてもらう

上の3つは、どれも求人票には書いていません。自分で確かめようとすると、聞ける場は面接になります。応募する前に人に聞いてもらう場合と、自分が面接で聞く場合で、事実としてこう違います。

応募する前に、代わりに聞いてもらう 自分が面接で聞く
分かるタイミング 応募先を決める前 選考が始まった後
合わなかったとき 応募先の候補から外すだけ すでに1社ぶん時間を使っている
年齢や条件の確認 担当者から会社へ聞いてもらえる 自分から切り出すことになる

聞きにくいことは、転職エージェントに代わりに確認してもらう

建設・施工管理に特化したビルドジョブは、相談から書類の作成、面接対策、企業との条件交渉まで無料です。「未経験を直近で採用していますか」「その現場に施工管理は何人いますか」を、応募する前に代わりに聞いてもらえます。

私のおすすめは、先に聞いてもらうほうです。面接で自分から切り出すより、答えが手元に来るのが早いので。

会社を絞り込むところで止まっているなら、近いほうから読んでみてください。

まとめ:未経験は「まず入る」、覚えるのは入ってから

施工管理は、未経験・異業種・35歳からでも入れました。年齢も学歴も資格も、入り口では止められませんでした。上司の言葉のとおり、まず採用してみて、合わなければそのとき考える——採用する側はそのくらいの構えでいます。

決めることは2つだけです。直接正社員で入るか、正社員型派遣で入るか。そして未経験を育てた実績のある会社かどうか。この2つが決まれば、あとは入ってから覚えていけます。

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この記事を書いた人
元・施工管理/建設事務

35歳・未経験で正社員型派遣に入社し、大手ゼネコンの現場で施工管理を担当。その後、社内で内勤(建設事務)へ移りました。現場と事務の両方を経験した立場から、施工管理の仕事と転職を実体験ベースで書いています。

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