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「建設事務は給料が安い」——そう思って検索したなら、知っておいてほしいことがあります。同じ建設事務でも、“入り方”を変えるだけで単価(時給ベース)は大きく変わるという事実です。
この記事では、建設事務の単価に3つの階層があること、なぜ最初から事務枠で入ると安くなりやすいのか、そして高い時給で建設事務・現場事務に就くための具体策を、実際の数字とともに整理します。
- 同じ建設事務でも単価が変わる「3つの階層」
- 最初から事務枠で入ると安くなりやすい理由
- 高い時給で就くための具体策(派遣会社への伝え方)
- よくある質問(未経験・女性・PC苦手でも大丈夫か)
結論:同じ建設事務でも、”入り方”で単価は変わる
同じ「建設事務」でも、最初から事務として入るのと、施工管理(補助)から入って事務にスライドするのとでは、時給ベースが変わります。単価の高さには、次の3つの階層があります。
- 【最強】施工管理(現場)経験 → 事務にスライド:現場の時給ベースを保ったまま事務に移れる。事務枠との差=月20万円になったケースがあります。
- 【中間】最初から”施工管理補助枠”で”内勤メイン”のポストを狙う:現場に常駐しない書類・図面まわりの仕事。補助枠扱いのため、普通の事務枠より単価が高くなりやすい。事務枠との差=月11万円。
- 【低め】ふつうの”事務枠”で入る:他業界の事務と横並びの単価。多くの人がハマる入り口。
筆者の実体験|施工管理を経て建設事務へ
私がこれに気づいたのは、たまたま派遣会社に請求されている単価を見てしまったときでした。同じ会社・同じ現場・同じ事務仕事。違ったのは「最初にどの枠で入ったか」だけ。その差が、現場経由の内勤(私)と事務枠で月20万円、中間ルート(補助×内勤)と事務枠でも月11万円ありました。
※単価=派遣会社に払われる金額。手取りにそのまま20万円反映されるわけではありませんが、それくらいの差ということです。
「現場は体力的にキツそう」という人には、【中間】が現実的な落としどころです。いきなり事務枠を狙わないだけで、給料はだいぶ変わります。
最初から「事務」で入ると単価が安くなりやすい理由
事務職は人気で応募が集まります。さらに事務派遣は資格や専門性が評価されにくく、単価が低めに設定されがちです。そのため、他業界の事務と給料はそれほど変わりません。「未経験・無資格で、いきなり高待遇の事務」を正面から狙うと、給料は頭打ちになりやすいのです。
この入り方が効く理由
現場経験が「使える事務」として評価される
図面や現場の流れが分かる事務は重宝されます。「現場を知っている」だけで、ただの事務員ではなく”戦力”として見てもらえ、これが時給に跳ね返ります。
今の給料をベースに、次の転職も交渉できる
一度高い時給ベースを作れると、次に転職するときも「今の給料」をスタート地点に交渉できます。最初の入り方が、その後ずっと効いてきます。
高い時給で建設事務・現場事務に就くための具体策
① 派遣会社の担当者に、はっきり「単価」の話をする
これが最も現実的で効くコツです。「事務希望」とだけ伝えるのではなく、次のように伝えます。
「事務と施工管理補助、両方で募集を見てほしい。特に補助枠なら”内勤メイン”のポストがあれば優先で紹介してほしい。単価が高いほうを優先で」
派遣会社にとっても単価が高いほうが自社の売上も上がるため、真剣に聞いてくれる担当者は多いです。win-winの相談として伝えてみてください。
私自身、最初は「事務希望」とだけ伝えるつもりでした。思い切って上のように伝えたら、それが今の働き方につながりました。言わなければ”事務枠だけ”の紹介で終わり、月20万円下がった側にいたはずです。
② 建設・技術系に強い派遣会社を選ぶ
一般事務メインの大手派遣より、建設・技術系に強い派遣会社のほうが、施工管理補助・現場事務・工務系のポストを多く扱い、単価も高くなりやすいです。「両方で見てほしい」という相談にも慣れています。
③【最強】現場を経由するか、【中間】”補助枠×内勤”を直接狙うか
- 体力に余裕があるなら【最強ルート】:まず施工管理補助として現場に入り、あとから内勤にスライド。時給ベースを高く保ったまま事務にたどり着けます。
- 「現場は難しい」なら【中間ルート】:最初から”施工管理補助枠”の中で書類・図面まわりを担当する”内勤メインのポスト”を狙う。派遣会社に「補助枠だけど、内勤メインのポストはありますか」と直接聞くのがコツです。
④ 早めに登録して”声がかかる状態”を作る
良いポストはタイミング次第です。先に登録しておくと、空きが出たときに声がかかりやすくなります。今すぐ動く気がなくても、登録だけしておく価値はあります。
建設・技術系に強い派遣・エージェントとしては、建設・施工管理に特化した転職エージェント(ビルドジョブ)があります。相談・面談は無料で、「事務と施工管理補助、両方で見てほしい」と一言つけて相談するところから始められます。
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よくある質問
Q. 建設事務と現場事務は違うんですか?
A. 会社によって呼び方が違いますが、実態は近いです。ざっくり分けると、「建設事務」は建設会社のオフィスで事務、「現場事務」は現場の事務所に常駐して事務をする働き方という区別が多いです。求人票では「建設事務」「現場事務」「施工管理事務」など複数の呼び方があるので、両方の言葉で探すと見逃しが減ります。
建設事務が実際にどんな一日を過ごすのかは、建設事務の一日のスケジュール|施工管理も経験した私が比べる、リアルな仕事内容で時間ごとに書いています。
Q. 施工管理補助は資格が必要ですか?
A. 特別な資格は不要です。未経験・無資格でも入れます。現場で必要な安全教育や基本的な流れは、入ってから会社側で教えてもらえます。
Q. 女性でも大丈夫ですか?
A. 補助枠なら重い作業はほぼなく、体力面も無理のない範囲です。ただ、現場ならではの空気や気を配る場面はあります(→ 施工管理は女性が続けられる?)。
Q. パソコンが苦手でも、事務にスライドできますか?
A. Excel・Wordの基本操作ができれば、あとは入ってから覚えていく形で問題ありません。図面ソフト(CADなど)も入社後に少しずつ覚えられます。そもそも現場で日常的に見るのはCADで開いた図面ではなくPDFで、私がCADを触ったのは入社してかなり後でした(→ 施工管理にCADは必要?実務で見るのはほとんどPDFという話)。最初から完璧を求められる仕事ではありません。
Q. 「事務希望」で登録した後でも交渉できますか?
A. できます。面談や連絡のときに「施工管理補助枠でも見てほしい」と一言伝えるだけです。伝えないと選択肢が広がらないので、遠慮せず言ってみてください。
注意点・デメリット
【最強ルート】(現場経由→事務スライド)には「一度は現場を経験する必要がある」というハードルがあります。体力面や向き不向きもあるため、誰にでも合うとは言いません(→ 現場のきつさの実態はこちら)。「現場はどうしても無理」という人は、【中間ルート】(最初から補助枠×内勤ポスト)を軸にすれば、現場に常駐せずに普通の事務枠より高い単価を狙えます。
また、「単価が高い=時給がそのまま高く払われる」わけではありません。派遣会社が取り分を持つ構造のため、実際の手取り差は月20万円まるごとではなく、その一部が反映される形です。とはいえ、他の条件がほぼ同じで手取りが月数万〜十数万円違うのは、長い目で見て大きな差になります。
まとめ:入り方を変えるだけで、事務でも稼げる
「建設事務は給料が安い」は、”入り方”しだいで変えられます。最初から事務を狙うより、現場を経由して時給を保つ。そして派遣会社の担当者に、はっきり「単価が高いほうがいい」と伝える。遠回りに見えて、これが給料にいちばん効く近道です。
登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。選択肢を増やす意味でも、建設・技術系に強い派遣・エージェントに登録して、「事務と施工管理補助、両方で見てほしい」と一言つけて相談する価値はあります。


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