施工管理は女性が続けられる?3つの壁と、現場経験を武器に内勤へ動く道

現場の悩み・辞めたい

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女性が施工管理を続けにくい理由は、転勤・出産・体力の3つです。ただし、辞めるしかないわけではありませんでした。私は現場を2年やって、辞めずに同じ会社の内勤へ移っています。

「10年後もこの仕事にいられるのか」が、いちばん気になるところですよね。

私は2022年3月に35歳・未経験で施工管理補助として現場に入りました。入って4年、うち現場が2年です。

  • 女性の施工管理は実際どうなのか(割合・残業などの数字)
  • 長く続けるうえでの3つの壁(転勤・出産・体力)
  • 「辞める」以外の道——現場経験を武器に内勤へ
  • 女性が続けやすい会社をどう探すか

女性の施工管理、実際どう? 現場の数字とリアル

施工管理の現場は、まだ男性中心です。女性は少しずつ増えているものの、現状は少数派。書類仕事が多い職種のため、「コツコツ最後までやり遂げる」働き方が評価されやすい側面もあります。

筆者の実体験|35歳、未経験で施工管理へ

私がいた現場は、施工管理・施工図・工務・事務を合わせて30〜50人規模。職人さんは100人から、多いときは1000人規模でした。そのなかで女性は数人という体感で、男女比は98対2くらいの感覚です。

残業は現場にいた2年で月46時間と54時間(どちらも建設業に上限規制が入る前の数字です)。上司からはよく「女性はコツコツした仕事を最後までやり遂げる」と言われていて、書類の多い施工管理では、この”コツコツ力”がそのまま武器になりました。

女性が「続けにくい」3つの壁

きれいごとにはしません。長く続けるうえでは、次の3つの壁があります。

① 現場は”転勤ありき”

派遣先で続ける場合、現場ごとに移動になります。地域内とはいえ転勤が前提のため、結婚して家庭を持つことを考えると、ここが最初の壁になりやすいです。

② 出産すると、現場勤務は続けにくい

子どもができると、現場を続けるのは難しくなります。ここは事前に見通しを持っておきたいポイントです。

③ 体力

現場では1日に何万歩も歩く日があります。年齢を重ねてから入った場合、「ずっと現場は難しい」と早い段階で見えることもあります。

私の実体験

私は35歳で入ったので、体力的にずっと現場は無理だと最初から分かっていました。だからこそ、次に書く”動き方”を早めに考えていました。

「辞める」以外に道がある——現場経験を武器に、内勤へ

壁の話で終わらせません。施工管理は、現場に出る仕事と同じくらい書類関係や清算などの事務作業があります。そのため現場を知っている人が”デスク側”に回るニーズがあります。現場の流れを知っているからこそ、その書類を”説明なしに”こなせる——これは、未経験でいきなり内勤に入った人にはない強みです。

具体的には、現場事務/施工管理補助・工務・施工図・積算・CADオペレーターなど、現場を離れても道はいくつもあります(→ 辞めた後の選択肢はこちらで詳しく)。

内勤に動くには、自分から言うしかない

内勤に動くうえで大事なのは、希望を早めに、自分から口に出すことです。所長など上の立場の人は現場出身が多く、「現場こそ花形」と考えていることがあります。そのため、待っているだけでは内勤の話は回ってきません。

筆者の実体験|35歳、未経験で施工管理へ

私は入った当初から、上司や社員にこう言い続けました。「体力的なこともあるので、いずれは施工図・工務・事務に行きたい。でも現場を知っていたほうが後々動きやすいので、まずは現場経験を積みたい」。すると未経験で入って3年目にポストが空き、声をかけてもらえました。今は現場の作業所内で事務をしています。「工務なんてやりたくないでしょ」と言われて驚いたこともあり、自分から言うことの大切さを実感しました。

動いてどう変わったか——女性に”穴場”だと思う理由

  • 契約上は施工管理のままなので、基本給と手当は変わらない(私の場合はそうでした)
  • 体力的に楽になり、残業も減る(月54時間→21時間)
  • 関わる人数が減り、人間関係のストレスが減る

デメリットも書いておくと、女性比率が低いぶん、職場の人間関係の”当たり外れ”は残ります。それでも、給与を落とさず体力的に楽になれる点で、この道は女性にとって穴場だと感じています。(服装・ネイル・髪型など、女性ならではの現場の疑問は別記事でまとめています)

今の会社で動けないなら

社内で内勤に移れればいいのですが、会社によってはそのルートが無いこともあります。私の場合は3年目にポストが空きましたが、これは運の要素もありました。

選べる道は3つです。事実として何が違うかを並べます。

現場を続ける いまの会社で内勤へ移る 会社を変える
勤務地 現場ごとに移動 同じ現場に留まれることがある 選び直せる
体力 1日に何万歩も歩く日がある デスク中心になる 移る先による
収入 残業代が乗る 残業が減った分は下がる 条件次第で上げられる
使えるか いつでも 会社にポストが無いと不可 求人があれば可
動く前に分かること —— 社内なので聞けば分かる 産休育休の実績は求人票に出ない

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まとめ:壁はある。でも、辞める以外の道もある

女性の施工管理には、転勤・出産・体力という壁が確かにあります。でもそれは”辞めるしかない”という意味ではありません。現場経験を武器に、事務・施工図・工務へ動く道がある。給与を落とさず、体力的に楽になって続けられます。

やることは1つです。「いずれは施工図・工務・事務に行きたい」と、上司に口に出しておくこと。私はそれを入った当初から言い続けて、3年目に声をかけてもらいました。待っているだけだと、内勤の話は回ってきません。

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この記事を書いた人
元・施工管理/建設事務

35歳・未経験で正社員型派遣に入社し、大手ゼネコンの現場で施工管理を担当。その後、社内で内勤(建設事務)へ移りました。現場と事務の両方を経験した立場から、施工管理の仕事と転職を実体験ベースで書いています。

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